●キムチを作るきっかけ
～韓国・テジョン市のペジェ大学の学生との交流から～

1997年の夏。韓国の大田（テジョン）市にある培材（ペジェ）大学から日本の地域社会を学ぶため学生が梼原にやってきたのがすべての始まり。学生は梼原町の旧初瀬東小学校を改装した「鷹取の家」で合宿をしながら、梼原の歴史や文化、産業、福祉などを調査・研究しました。
それから5年余り、韓国との交流が続く中で、地域活性化事業の話が持ち上がります。韓国との交流もあるということでペジェ大学の専門教授や講師を招き、本場のキムチ作りを初瀬地区の方々が学び完成したのが「鷹取キムチ」です。「鷹取キムチの里づくり実行委員会」も結成され、自然豊かな四万十川源流域での本格キムチ作りが始まりました。

●四万十のおばちゃんたちが本場キムチ作りを学ぶ
鷹取キムチが完成した後もさらに美味しいキムチ作りをするため、初瀬地区のおばちゃんたちは毎年韓国に行ってキムチ作りを勉強してきました。
キムチづくりは毎週木曜から日曜の夜に行われています。歳をとることを忘れ楽しくキムチづくりに励んでおり、携わる初瀬地区の皆さんは若く元気で美しくなったように感じます。

●販売開始から20年以上の人気商品。本場直伝「鷹取キムチ」
本場直伝の鷹取キムチは発売から20年以上経った人気商品。材料は国産の白菜と韓国産の唐辛子やヤンニョン、魚醤、アミエビなど。もちろん、化学調味料や合成保存料等の添加物は一切使用していません。本場の味を継承しつつ日本人の口に合う味を求め、辛さと甘みと旨味のバランスを何度も試行錯誤しました。おばちゃんたちの妥協のない、そして真心をたっぷり込めたキムチ作りをしています。
今回の商品セットは、白菜のキムチ・大根のキムチ、鷹取キムチドレッシング、そして甘くて風味豊かで子どもにも安心な手作り焼肉ドレッシングをセットにしました。

●キムチだけじゃない！
チムジルバンや韓国風レストランもある、ゆすはらのリトルコリア
鷹取キムチが完成した後も韓国との交流を続ける中でさらに発展を続けた鷹取キムチの里づくり実行委員会。その１つが「チムジルバン」と「レストラン」です。
チムジルバンとは、韓国式の低温サウナ。「ゲルマニウム鉱石房」と「岩塩房」があり、心地よい発汗で身も心もリフレッシュできます。専用着で入浴、男女混浴だから、ご家族やカップルで楽しめます。チムジルバンでリフレッシュした後は、さまざまな韓国料理やバイキングメニューが楽しめる韓国風レストランへ。
場所も、普段キムチ作りをしている「鷹取の家」加工場の同敷地内。鷹取キムチを作っているおばちゃんたちがもてなす、梼原町のリトルコリアがここにあるのです。