返礼品について
静岡県掛川市はオーガニックビレッジ宣言を行い、有機農業によるまちづくりを進めています。
「かけがわ有機農業の会」は、野菜・米・お茶などを育てる有機農業者の会です。
私たちの体は、「食べたもの」でできています。だから、食べものは人の健康を支える大切なものです。
私たちが大切にしているのは、豊かな土を育み、生物多様性を守りながら、野菜が本来持っている生きる力を引き出すことです。
栽培期間中、農薬や化学肥料を使わないことは、目的ではありません。生きる力に育てるための手段です。
本返礼品は、かけがわ有機農業の会が自信をもっておすすめするセレクト品です。
この返礼品を選んでいただくことが、食べる人の健康を支え、自然と共生し持続可能な社会を育てる力になります。
ぜひ一緒に、未来につながる有機農業を育ててください。
【 お礼品の内容 】
かけがわ有機農業の会 厳選セレクト No.7
「農場直送 オーガニック農園しあわせ野菜畑の有機野菜 Mセット」
有機JAS認証を取得した、季節ごとの旬の有機野菜が8~10袋入っています。
(春) 玉ねぎ じゃがいも いんげん ズッキーニ スナップエンドウ など
(夏) きゅうり ナス オクラ ピーマン カボチャ ゴーヤ 空芯菜 など
(秋) にんじん かぶ ネギ 小松菜 ラディッシュ ごぼう ルッコラ など
(冬) ブロッコリー キャベツ 白菜 大根 ほうれん草 からし菜 など
(有機JAS認証取得 2014年11月10日)
【この野菜セットの魅力】
◆豊かな自然の中で育つ、旬の有機野菜です。
広大な農場は生物多様性にあふれ、たくさんの生命(いのち)と一緒に野菜を育てています。
温室やビニールハウスに頼らない露地栽培で、エネルギー消費やCO2排出を抑えています。太陽の光をたっぷり浴び、風に吹かれながら、季節の恵みを受けて、旬の野菜に育っています。
2014年に有機JAS認証を取得。2018年にはコーシャ認証(Kosher Certification)の取得実績もあります。
◆味わいが濃い野菜です。
野菜の味わいや栄養は、土によって変わります。
当農場は、第三紀層と呼ばれる、太古の昔に海底だった地層が隆起してできた土地にあります。粘土質のため栽培には手間がかかりますが、ミネラルを含む土壌で、味わいの濃い野菜が育ちます。
有機栽培専用農場として土を育て、栽培期間中、農薬・除草剤・化学肥料は一切使用していません。
◆Farm to Table(農場から食卓へ)。農場直送でお届けします。
野菜セットの流通は、各地の野菜を集めて箱詰めする集配型が多くなっています。
当商品は、収穫した野菜を生産者が農場から直接お届けする「Farm to Table」のスタイルです。
どんな人が、どんな環境で、どんな思いで育てたのか。そんな野菜の物語も一緒にお届けします。
◆感謝の心を、未来の社会へ。
自然の恵みに感謝し、収穫した野菜を毎年、伊勢神宮へ奉納しています。
また、学校給食や子ども食堂への野菜提供など、未来を担う子どもたちの食を支える活動にも取り組んでいます。
こうした活動が評価され、農林水産省「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で表彰されました。
【 生産者の紹介 】
しあわせ野菜畑は、年間約50品目の有機野菜を栽培する静岡県内最大級の有機野菜農園です。
代表の大角は、静岡県高等学校の元農業教員です。「農業に興味を持つ若い世代が、夢や希望を持つ農業を見せたい」との思いから、2009年47歳で教員を退職し、有機農業の道を歩み始めました。
2012年に農業法人化し、有機野菜の全国宅配を開始し、2026年にはNPO法人有機農業を広める会かけがわを設立しました。有機農業を通して、未来につながる地域づくりを進めています。
【コラム・有機農業って何?】
生産者が思う有機農業の魅力。
返礼品ごとに異なるテーマで書いています。ぜひ他の返礼品のコラムもご覧ください。
第7話天使のわけまえ
農業は、種をまき、育て、収穫し、商品として出荷することの繰り返しです。
しかし有機農業では、虫に食べられたり、病気になったり、形が悪かったり、小さかったりして、商品になれない野菜がどうしても出てしまいます。
私はそんな時、ワインやウイスキーの蒸留所に伝わる「天使の分け前」の話を思い出します。
ワインやウイスキーづくりには熟成の工程がありますが、木の樽で熟成させると、アルコールや水分が少しずつ蒸発し、お酒が減ってしまうそうです。
せっかく作ったのにもったいない気がしますが、生産者たちはそのようには考えず、むしろ「天使が飲んでしまった」と考えるようです。木の樽を使わずにステンレス製の樽にすれば目減りはしません。しかし、天使が飲んでくれるからこそ育まれる深い味わいがあるのでしょう。
ワインやウイスキーを取り巻く環境には、そう信じて木製の樽を使い続ける生産者と、その味や香りを愛する人々、そしてその考え方を大切にする伝統と文化があります。
この考え方は、日本の和食の基本となる味噌や醤油、酢や酒にも通じます。これらも発酵食品であり、微生物の働きによって生まれます。
人の役割は、微生物が心地よく暮らせる環境を整えることであり、発酵のための樽を手入れしたり、部屋を適切な状態にしておくことが重要な生活の仕事とされました。築100年以上の蔵が今も使われているのは、古い柱や土壁、土間に、その土地に合った菌たちの生態系が息づいているからです。
かつて日本の家屋には、味噌や漬物、野菜を保存する「味噌部屋」がありました。薄暗い空気の中に生命(いのち)が息づき、食事づくりはいつもそこから始まりました。
では、有機農業はどうでしょうか。
商品にならなかった野菜たちもたくさんありますが、なくなったわけではありません。土に還り、微生物に分解され、また次の生命の源となります。ワイン蔵や醤油蔵や味噌部屋に生命が宿り、天使や神様が見守っているように、有機農場の土の中や空気の中には、出荷できなかった野菜たちが形を変えて存在し、次の野菜を支え、生きる力を育くんでいます。
農薬や化学肥料を使うことは、便利で効率的です。しかし、それらを使いすぎることは、本来なら生まれるはずの命の連鎖のきっかけを失うことになりかねません。全て収穫につながらなくても悲観しない。循環の中で目の前に現れた野菜に感謝し、生命(いのち)が巡っていることを感じられる、それが有機農業の魅力です。
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