九州の西北部に位置し、壱岐、対馬、五島など大小さまざまな島が含まれている長崎県。
三方を海に囲まれ、朝鮮半島や中国大陸に近いことから、古代より海外との交易・交流の拠点として繁栄。
江戸時代の鎖国下でも国内唯一の貿易窓口として、経済・文化・学術など多様な面で日本の近代化に重要な役割を果たしてきました。
産業では造船業が盛んで、近年では半導体に代表される先端機器製造業のほか、手延そうめんや手延うどん、焼酎といった食料品や波佐見・三川内の陶磁器など伝統的産業が中心となっています。
今回はそんなふるさと、長崎県の返礼品を各自治体の担当者がご紹介。
ANAのふるさと納税でたくさんの魅力がつまった返礼品に触れ、そしてふるさとを訪れてみてはいかがですか。
美しい自然と豊富な観光資源に恵まれ、県の総面積の45.5%は「しま」で、多くの離島を有する長崎県（ながさきけん）。日本の西端に位置し、古代より日本と大陸の架け橋でした。そして、江戸時代には、日本で唯一西洋に開かれた窓として、異国の文化を受け入れながら、多くの人と交流し栄えてきました。今でも県内各地には、その交流の歴史を物語る文化財などが数多く残されています。そんな長崎県には過去から未来へ引き継いでいくべき二つの世界文化遺産があります。
食と情緒と遺産と夜景、さらには長崎県のあたたかさにふれていただく機会となれば幸いです。
「実りの島、壱岐」 九州と韓国の間、玄海灘に浮かぶ“壱岐島” 魏志倭人伝の時代から、大陸との交流の架け橋となってきました。 人が島と共に生き、歴史・文化、豊かな自然に恵まれた、日本の原風景の残る島です。 麦焼酎発祥の地、WTO（世界貿易機関）から地理的表示認定を受けた「壱岐焼酎」。 壱岐牛、ウニ、海産物など、豊饒な自然が育むS級食材。 国特別史跡「原の辻遺跡」大小1,000の神社・仏閣、多くのパワースポット。 白砂青松、美しいエメラルドグリーンの海。 住む人に、訪れる人に様々な“実り”をもたらします。
諫早市（いさはやし）は長崎県南部の中央に位置し、長崎・島原・西彼杵の各半島の結節部にあることから、古くから交通の要所でした。 また、有明海、大村湾、橘湾と三方を海に囲まれ、北には多良山系を望み、四季折々の豊かな自然に恵まれています。 諫早市は本明川河口を中心に良質のうなぎが獲れていた歴史から、「うなぎ処」として近隣に知られており、うなぎ料理の熟練の技と伝統の味は今でも老舗によって脈々と受け継がれています。 また、シュガーロードとも呼ばれる長崎街道が通っており、砂糖と米の菓子「おこし」が作られるようになり、諫早市の特産品となっています。
雲仙市は、島原半島の北西部に位置し、雲仙普賢岳を中心としてその裾野に農地などが広がっており、有明海と橘湾の2つの海に面しています。 農業と観光が盛んで、特に馬鈴薯等は長崎県内でも有数の産地となっており、橘湾ではハマチやブリ、トラフグ等の養殖、有明海では牡蠣等の養殖が盛んに行われています。 四季折々の美しい景観や山の温泉「雲仙温泉」と海の温泉「小浜温泉」の泉質の異なる二つの温泉地も有しています。
大村市（おおむらし）は、長崎県のほぼ中央に位置し、緑豊かな多良山系と、 「琴の海（ことのうみ）」と称されるほど波静かな大村湾に囲まれた都市です。 豊かな自然に恵まれ、世界初の海上空港である長崎空港、大村インターチェンジと 木場スマートインターチェンジを有し交通アクセスの利便性から、大変住みやすく、 人口が着実に増加している県内唯一の市として発展を続けています。 また、九州最大規模の収蔵能力を誇る県立市立一体型図書館が開館し、 九州新幹線西九州ルートの新駅も開業予定で、県央の中核都市としてさらなる発展を目指します。
小値賀町（おぢかちょう）は、長崎県五島列島北部に位置し、長崎県で一番小さな自治体で、小値賀島の東に位置する野崎島は島全体が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つで２０１８年７月に世界文化遺産に登録されました。
小値賀町の基幹産業は農業と水産業で、農業では古くから和牛の産地として知られ、現在約770頭の牛が飼育されています。水産業では、イサキを「値賀咲」と称し、ブランド魚として出荷しています。
近年では、築１００年以上の古民家をリノベーションした古民家ステイ、地産地消古民家レストラン等が全国的な注目を集めています。
長崎県のほぼ中央に位置する川棚町。まちの真ん中を通る清らかな川棚川は、穏やかな大村湾に注ぎ、東には九州百名山に選ばれた標高608ｍの緑豊かな虚空蔵山(こくうぞうざん)がそびえ、西には白い砂浜で海水浴を楽しめる大崎半島があります。川、海、山の恵みを存分に受けた川棚町のお品で「川棚じかん」をどうぞお楽しみください。
五島市は、長崎港から西へ約100kmの五島列島南西部に位置しており、西海国立公園に指定された美しい自然景観を有し、遣唐使や教会等の歴史文化遺産など見どころ満載です。2018年7月には、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録されました。 また、東シナ海で取れた新鮮な魚や幻の五島牛、五島美豚、椿油などいろいろなグルメや、五島の海、自然を体験できる魅力あふれる観光地です。
西海市は全国有数の柑橘類の産地でもあり、なかでも原口みかんは果皮がとても薄く、果肉がやわらかいのが特徴です。柑橘類だけでなく、五島灘に浮かぶ島、崎戸町で水揚げされる崎戸天然伊勢海老も漁獲高、品質共に県内トップクラスを誇ります。他にもうず塩カキ、ゑべす蛸、アワビなどの海産物も豊富で山海の幸が味わえます。
佐世保市は、長崎県の北部、日本本土最西端に位置し、西海国立公園「九十九島」に代表される豊かな自然に恵まれたまちです。古くは旧海軍が置かれた港まちであり、戦後は米海軍基地と自衛隊基地が置かれ、港にまつわる文化を所々に見ることができます。また、日本最大級のテーマパーク「ハウステンボス」をはじめとする観光都市としても知られており、様々な顔を持つ魅力あふれるまちです。
長崎県の南東部にある、水と緑に恵まれた島原市。 島原はキリシタンをはじめとする歴史的遺産、火山や温泉、街中をゆったりと流れる湧水群などの地域資源が豊富であり、また、県下有数の食の宝庫でもあります。肥沃な大地の恩恵を受けた多種多様な島原産のブランド野菜。ミネラル豊富な有明海の魚介類。さらには、良質な肉を生産する畜産業や素材力を存分に活かした加工品など、島原には“美味しい”がいっぱいです。
かって遣唐使船の寄港地として、中国から伝わった麺文化が島独自に発展し、「五島うどん」となった。島で採れた椿油を表面に塗っており、喉越しもツルツルで、細麺であるがコシが強く、鍋で煮ても麺が伸びにくいため、島では「地獄炊き」という食べ方で親しまれています。
対馬は韓国まで49.5kmの位置にあり、古来より大陸と日本の架け橋を担いながら文化の中継地として、時には国防の最前線として重要な役割を担ってきた国境の島です。
長崎市は、九州の西端、長崎県の南部に位置し、東・西・南の三方が海に面していて、美しい景色が広がっています。長崎港を中心に、すり鉢状に街並みが形成されているため、「世界新三大夜景」に認定された美しい夜景を見ることができます。 魚種の豊富な海産物、日本一に輝いたことのある長崎和牛「出島ばらいろ」、真珠など、長崎市には魅力的で素晴らしい特産品が数多くあります。
波佐見町は、多くの先人や町内外の方々に支えられ、400年の伝統を誇る波佐見焼と、緑豊かなまちとして発展し、日本の食卓を彩るおしゃれで機能的な日用和食器の一大産地として、今なお全国的にも高いシェアを誇っています。（すでに皆さまの食卓にも、波佐見で作られたやきものがあるかも！？）窯元、棚田、温泉など、ここでは紹介しきれません。長崎へお越しの際は、ぜひ波佐見町へお立ち寄りください。
長崎県のほぼ中央に位置する東彼杵（ひがしそのぎ）町は、人口約8,300人、長崎県内で2番目に人口が少ない小さなまちですが、美しい景観、豊かな食、地域の絆、そして幸せの笑顔があふれています。また、古くより陸上・海上・空路など交通の便が良く、人と産物と情報が集まる長崎県の玄関口として知られています。大村湾に面した斜面につくられた棚田や段々畑では、お茶やみかん、いちごなどを生産しています。明治時代から鯨肉の問屋で賑わった新鮮なクジラ肉も有名です。
松浦市は、日本有数を誇るアジ・サバの水揚げや、本マグロ・トラフグ・車エビなどの養殖が盛んに行われています。マグロやフグは絶品で、全国から高い評価をいただいております。また、国内初となる国史跡に指定された蒙古（もうこ）襲来の歴史を語る水中文化遺産『鷹島神崎遺跡』のある歴史のまちです。さらに、海や歴史だけでなく、豊かな大地にも恵まれ、新鮮で彩り豊かなものにあふれています。 平成３１年４月２７日に『アジフライの聖地』を名乗り、アジフライがおいしい！まちです。
「おいしい」を生み出す環境は美しい。 その地形から人間の胃袋に例えられる島原半島は、千メートルを超える雲仙山麓を有し、豊かな地下水と肥沃な大地の恩恵を享受しています。 南島原市は、その胃袋を支えるように半島南部に位置し、県下有数の産出量を誇る農業や有明海の幸に恵まれた漁業、手延素麺などの食品製造業が盛んにおこなわれ、このまちの美しい環境から多くの「おいしい」が生み出されています。