■菊芋とは？
菊芋（キクイモ）は、キク科ヒマワリ属の植物です。
見た目はショウガに似た塊茎（かいけい）と呼ばれる根っこの部分が食用です。
一般的な芋類（ジャガイモやサツマイモなど）とは異なり、デンプンをほとんど含まず、その代わりに「イヌリン」という成分を豊富に含んでいるのが最大の特徴です。

■特徴
・イヌリンが豊富！
菊芋の塊茎の約10～15%がイヌリンで構成されています。イヌリンは、多糖類の一種である水溶性食物繊維。
消化管で分解されにくく、糖の吸収を穏やかにする働きがあるため、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるサポートが期待されています。
また、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内フローラ（細菌叢）のバランスを整えるプレバイオティクスとしての働きもあり、便秘の解消や免疫力の向上にも寄与すると考えられています。
・低カロリーで栄養価が高い！
デンプンが少ないため、一般的な芋類に比べて低カロリーです。
また、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルもバランス良く含まれており、健康維持に役立ちます。
特にカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧予防にも良いとされています。

■おすすめの食べ方！
ノンフライでヘルシーなので、そのままおやつやおつまみに！罪悪感無く食べられます。
また、砕いてサラダに振りかけると、香ばしさと食感がプラスされます。
汁物に入れると、チップスが水分を吸って柔らかくなり、菊芋の風味と栄養が溶け出します。

【アレンジメニュー例】
・お味噌汁、煮物、酢の物等
・炊き込み御飯
・オープンで焼いておやつ代わりに
・キムチ漬け
・水で戻し、天ぷら等（戻し水はお味噌汁にも）
・菊芋茶（少し砕いたものをお鍋で7～8分煮る）

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