980年（昭和55年）2月26日創業。
生産する安田瓦は新潟県阿賀野市の特産品で三州瓦、淡路瓦、石州瓦に次ぐ生産量を有し安田瓦の代表的な製造メーカーのひとつ。旧安田町エリアに位置する同社製造工場の前には安田瓦の造形物が並ぶ「やすだ瓦ロード」が整備されていて観光スポットにもなっている。

安田瓦は天保年間（1830）から生産されたと言い伝えられ一般商品として生産されたのは弘化４年（1843）からです。
明治に入って国内各地の師団増設、兵舎の増改築が高まり、弘前、旭川師団や新発田兵営の屋根工事を請け負うなど大量の注文を機に焼成の気運が高まり、安田瓦の真価が広く各地に認められ、官庁、学校などの公共物の需要によって栄えてきました。
また、品質、強度、耐寒性に優れ、味わい深い鉄色の瓦は一般住宅、神社、仏閣の屋根を飾るにふさわしく、県内外の名刹に多く用いられてきました。彌彦神社の絵馬殿を始め、新潟市の旧県会議事堂、旧税関や北方博物館、近年では県知事公舎など由緒ある建物の屋根を彩っています。明治、大正時代は主として屋内工場での手作りから逐次機械化し、現在は最新鋭の設備のもと操業し、トンネル窯の自動化、生産工程の省力化、投資効果をあげ、消費ニーズに即する商品の質の向上と量産によるコストダウンを努め、合理的に生産しております。

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