末広がりの脚で安定感のあるダイニングテーブル。
何度もバランスを吟味し、均整のとれた形を目指しました。天板裏には、伝統技法の「吸付蟻桟」を施し、無垢材の伸縮を妨げることなく反りを抑えています。
また、各接合部では金具やボルトが表に出ない仕口を追い求め、組み立て家具には見えない、すっきりとしたスタイルを実現。
LIMシリーズで共通させた脚と天板の面形状は、柔らかく空間に溶け込んでいくようにと願いを込めて、なめらかに仕上げています。
樹種は、清潔感のある北海道産ミズナラのオイル仕上げ。

◆未来を生きる、子供たちのために。◆
「空気を送っている」と例えられるほど、どうしても隙間が多くなってしまう家具の梱包。それに伴い大きくなる輸送のエネルギー。森と地球環境を守るため、私たちができること…。
小さなエネルギーで送り届けられるよう、そして貴重な木材を無駄にしないように…という思いでの家具の開発が始まりました。そうして生まれたのがLIM（リム）シリーズ。北の住まい設計社が提案する、地球環境のための組立家具シリーズです。
私たちのアイデンティティである、「職人の手仕事、100%北海道産無垢材使用、天然塗料仕上げ」はそのままに、最後にお客様の手で組み立てていただきます。付属の六角レンチと一般的な工具があれば組み立てることができ、もちろん分解・再組立も可能。引っ越しの際にはコンパクトにして持ち運ぶこともできます。
家具を組み立てる時間は思い出となり、家具への愛着を育むと信じています。


◆家具としての完成度を追い求めた組立家具。◆
家具を設計するにあたり大切にしたのは、
・材料の無駄を減らすこと、
・輸送エネルギーを小さくすること、
・永く使えるつくりとデザインであること。
今までの組立家具といえば、大量生産・低価格を目的としたものでした。
私たちは、最高品質の無垢材と普遍的なデザインでその既成概念を覆し、新たな価値観を創造したいと考えています。そのために、組み立てに必要なボルトや金具が表に出ない仕口を追求し、組立家具に見えない「家具として美しい組立家具」を目指しました。
そして、長年の使用でもし修理が必要になった時には、破損部分のパーツのみをお送りいただくことが可能に。これにより従来より安価に、省エネルギーで修理が可能になりました。世代を超えて永く使い続けることも可能になるでしょう。

-北の住まい設計社-
（北海道上川郡東川町東7号北7線）
【TEL】0166-82-4556
【FAX】0166-82-3775

廃校となった東川第五小学校を作業場に、道産無垢材の家具作りをしています。
「住まい」の提案は家具にとどまらず、四季の変化を楽しむ暮らしのツールを提案するショールーム、食の提案としてのカフェや食品館も運営。
「自然と共に生きること、暮らすこと」をテーマに、暮らしのツールや食を提案しています。
家具は北海道の木だけでの製造にこだわり、塗料は天然亜麻仁油ベースのものを使用。
機能的で美しいこと、永く使えることを目指しています。