＜地元に愛され続けて10年以上の「まっちゃん漬け」＞

九州の中央に位置する阿蘇・瀬の本高原。ここでは、高冷地の特性を生かした小国大根の栽培が盛んです。
阿蘇の大地の恵みを吸収し、どっしりと太く育った小国大根の姿は圧巻です！！

甘くてみずみずしい新鮮な小国大根。もちろん、そのままで食べても美味しいのですが、井さん夫妻はこの大根を使用し10年以上も前から漬物の加工に取り組んでいます。漬物になるまでの作業はなんと全てご夫婦による手作業！愛情をたっぷり込めて漬けています。薄切りにした大根は天日干しにすることで、大根の栄養と旨みがより一層、凝縮されます。

天日干しにした大根は、砂糖、醤油、酢、みりん等と一緒に大きな樽に漬け込みます。納得のいく味付けになるまでには夫婦で試行錯誤したのだそう。そんなご夫婦の愛情のこもった、絶妙な甘さが癖になる「まっちゃん漬け」。これだけで、ご飯が何杯もすすむ最高のご飯のお供です。

井さんご夫妻だけで栽培する大根は何と年間約8万本！その他、椎茸栽培や米づくりなども行う傍らで、まっちゃん漬け作りに取り組むバイタリティに圧倒されます。まっちゃん漬けの名前の由来は、奥さんのまちこさんのお名前から名付けたのだそう。今では町内でまっちゃん漬けを知らない人はいない程、町民にも愛される定番のお漬物です。

まっちゃん漬けは、地元を代表するお漬物として、黒川温泉の旅館や食事処を中心に町内の様々な宿泊施設で長い間愛され続けています。毎年、明治神宮で開催される「全国特産物奉献会」には、今年で4回目の出展を果たしました。

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