返礼品について
口辺部の片側に注ぎ口がついた片口(かたくち)の器です。
すぼめた口のような形が愛らしく心惹かれます。
少し楕円形のフォルムのこの作品は、器の内外に控えめな
梅花皮(かいらぎ)模様を見ることができます。
側面にはうっすらとした桃色の紅葉手という窯変が出てきており、
使い込んでいくうちに美しく変化していく過程を
楽しむことができる器でもあります。
お酒を入れるものというイメージがありますが、
湯冷ましとして使ったり、お料理を盛り付けたり、
花を生けたりすることもできる便利な器です。
湯切れ良く後引きしないように口作りも工夫されています。
【注意事項/その他】
・硬い物にぶつかると、
欠けたりひびが入ったりすることがあります。
・油分の多い食品や濃い色の調味料をお使いの場合は、
お使いになる前に水に浸していただくと、
染み込みをある程度防ぐことが出来ます。
・水分の多い物を入れて長時間置くと、
水分が表面に染み出てくることがあります。
・陶器は吸水性がありますので、
お使いいただくほどに色合いが変化していきます。
使った後は、十分に乾燥させてから保管してください。
カビ等の汚れを防止でき、長くご愛用頂けます。
・一品一品手作りの為、お届けした作品の絵付けや色合いが
画像と若干異なる場合があります。
・ご寄付が集中した場合は2か月ほどお時間を頂いてからの
発送となります。
【事業者の思い】
安政年間、初代松島弥五郎没後、門下であった
中野霓林(なかのげいりん)が窯を引き継ぎました。
霓林の功績により藩窯としての認可を小笠原長生公より受け、
小笠原家の家紋である『三階菱』を窯印として
使用するようになりました。
徳川末期及び明治維新と共に、
廃藩置県の為藩の加護なく中絶期に直面した際、
お茶碗窯として炎を絶やすことなく、
今日の唐津焼隆盛の基礎をなしえました。
「虹の林」という名前は唐津市にある虹の松原を思わせます。
現在は、平成26年に祖父からその名前を受け継ぎ、
三代中野霓林を襲名した中野正道が、唐津焼の伝統を踏まえ
茶陶をはじめ、細工物を手掛けています。
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