返礼品について
種田山頭火が名付けた「霓林」という雅号。
霓は虹を意味する文字で「虹の林」という名前は、
唐津にある全長約4.5km幅約500mに及ぶ
「虹の松原」を思わせます。
力強く張りを持たせた大壷の胴には、まるで、
虹の松原の中にある古松を映しとったかのような風情の松が
描かれています。
絵薬が飛び散る松の根本は力強く、しっかりとした幹から
延びる枝がのびのびと広がっています。
そして張りのある胴にも負けない口作りは、
作品をぐっと引き締めています。
細く伸ばした粘土を輪積みにして内側を当て木で支え、
外側から叩き板で叩き締めて形作る伝統の叩き技法で作った壷は、
薄く強く、そして軽く仕上がっています。
内側にあてた木の年輪が作り出す青海波模様、
そして叩き板に施された格子模様がつけた壷表面の模様に
入り込んだ釉薬が作り出す美しい濃淡も見所の一つです。
【注意事項/その他】
※硬い物にぶつかると、
欠けたりひびが入ったりすることがあります。
※水分の多いものを入れて長時間置くと、
水分が表面に染み出てくることがあります。
※陶器は吸水性がありますので、お使いいただくほどに
色合いが変化していきます。
使った後は、十分に乾燥させてから保管してください。
カビ等の汚れを防止でき、長くご愛用頂けます。
※お届けした作品の色合いが画像と若干異なる場合があります。
※木箱に入れて発送いたします。
作品専用木箱は納税者の方が決まった時点で制作いたします。
作品発送まで2週間程必要となりますのでご了承ください。
【事業者の思い】
安政年間、初代松島弥五郎没後、門下であった
中野霓林(なかのげいりん)が窯を引き継ぎました。
霓林の功績により藩窯としての認可を小笠原長生公より受け、
小笠原家の家紋である『三階菱』を窯印として
使用するようになりました。
徳川末期及び明治維新と共に、廃藩置県の為藩の加護なく
中絶期に直面した際、お茶碗窯として炎を絶やすことなく、
今日の唐津焼隆盛の基礎をなしえました。
「虹の林」という名前は唐津市にある虹の松原を思わせます。
現在は、平成26年に祖父からその名前を受け継ぎ、
三代中野霓林を襲名した中野正道が、唐津焼の伝統を踏まえ
茶陶をはじめ、細工物を手掛けています。
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