返礼品について
昭和30年後半には紅茶製造も軌道に乗り、一時期海外へも輸出が行われたようです。
しかし、外国産紅茶の関税撤廃(輸入自由化)が日本政府から発表されると同時に緑茶への転換が推し進められ、昭和45年をもって国産紅茶の製造は終えんを迎えました。
当時植樹されていた紅茶用品種の殆どは時代とともに姿を消し、今では仁淀川流域の数か所に茶樹が残るのみとなりました。
園主と「はつもみじ」との出会いは2008年、農協に勤務しお茶に携わっていた時のこと。
出身地である佐川町の尾川地区で、昔紅茶がさかんに製造されていたことを思い出し、話を聞いていくと実は紅茶の園が残っているとの情報。
調べてみると、それが奇跡的に残っていた「はつもみじ」の茶畑だったのです。
偶然出会った「はつもみじ」でしたが、だんだんと「はつもみじ」を復活させることが自分の使命だと思うようなり、2013年に早期退職。
そのおいしさを広く知ってほしいという想いから本格的に紅茶づくりを始めます。
紅茶用品種のほとんどは『赤みが差した芽』が出ますが、はつもみじの新芽は『黄緑色』です。
そんな黄緑色の茶葉が、発酵が進むにつれ赤く変わって行く姿が、まるでモミジが紅葉していくように思えたので「はつもみじ」と命名したのでは?と園主は考えます。
佐川町斗賀野地区にあるウスギ山の、元々は梨園だった場所を開墾し、現在では1200本ほどの茶樹を奥様と一緒に大切に育てています。
時代を生き抜いてきた紅茶用品種の茶樹たち。
その茶樹・茶葉の持っている色・香り・味などの”秘めた力”を最大限に引き出せるお茶づくりを目指しています。
どうしたらおいしい紅茶が出来るのか、何年も何年も試行錯誤し、悩み、考え、助けられ、作り続けた成果がここにあります。
自然の力、お茶の力、私たちの想いをお届けします。
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