返礼品について
西中国山地国定公園に指定されている北広島町芸北地域の八幡高原。植物学の父・牧野富太郎博士も訪れたゆかりの地から、四季折々の植物の表情を捉えたフォトエッセイ『花だより』を、返礼品としてお届けします。
著者は、「芸北 高原の自然館」で長年主任学芸員を務めた白川勝信さん。美しい写真と、居住していた著者だからこその視点で綴られています。
瀬戸内海に注ぐ太田川の最上流域に位置する芸北地域。なかでも八幡高原は中国山地の1,000メートル級の山々に囲まれた標高800メートルの盆地で、中国地方でも最も降水量の多い地域です。寒さの厳しい冬には一面真っ白な雪に覆われ、時に2メートルを超える積雪を記録します。山々にしみた水は、ブナ林を育み、豊かな水源となり、日本の湿原分布のほぼ南限に位置する『八幡湿原』を形成しました。その成り立ちは古く、歴史は8,000年とも言われます。独特な環境を形成する八幡湿原と、四方を囲む山々のブナの原生林。どちらもそこに息づく生命のゆりかごとして、微妙なバランスを保ちながら多様な生物を育んできました。
季節の移ろいとともに様々に咲き変わる植物の姿を通して、その繊細な生態系のもろさと美しさ、守りつないでいく責任を感じさせる著書。生き物たちの小さな声を拾い集めたような一編です。季節の花のポストカード(3枚)を添えてお届けします。
牧野富太郎博士も童心に返って喜んだカキツバタ
多様な生物の宝庫・八幡高原には、牧野富太郎博士も何度も足を運んでいて、特に初夏に咲き誇る一面紫色のカキツバタの群落を見て大変に感激したという内容が、日記にも記されています。そのとき博士は、紫の花汁を着ていたワイシャツに擦り付けて子どものように喜ばれ、「衣にすりし昔の里か燕子花」という句を詠まれたそうです。
カキツバタだけでなく、サギソウやトキソウなどの草花、ヒロシマサナエやヒメシジミといった昆虫、季節ごとに変わる野鳥のさえずりなど、四季折々、様々な姿を見せてくれる八幡高原。『花だより』をガイドブック代わりに、ぜひ現地にも足をお運びください。
【事業者】
NPO法人 西中国山地自然史研究会
著者は、「芸北 高原の自然館」で長年主任学芸員を務めた白川勝信さん。美しい写真と、居住していた著者だからこその視点で綴られています。
瀬戸内海に注ぐ太田川の最上流域に位置する芸北地域。なかでも八幡高原は中国山地の1,000メートル級の山々に囲まれた標高800メートルの盆地で、中国地方でも最も降水量の多い地域です。寒さの厳しい冬には一面真っ白な雪に覆われ、時に2メートルを超える積雪を記録します。山々にしみた水は、ブナ林を育み、豊かな水源となり、日本の湿原分布のほぼ南限に位置する『八幡湿原』を形成しました。その成り立ちは古く、歴史は8,000年とも言われます。独特な環境を形成する八幡湿原と、四方を囲む山々のブナの原生林。どちらもそこに息づく生命のゆりかごとして、微妙なバランスを保ちながら多様な生物を育んできました。
季節の移ろいとともに様々に咲き変わる植物の姿を通して、その繊細な生態系のもろさと美しさ、守りつないでいく責任を感じさせる著書。生き物たちの小さな声を拾い集めたような一編です。季節の花のポストカード(3枚)を添えてお届けします。
牧野富太郎博士も童心に返って喜んだカキツバタ
多様な生物の宝庫・八幡高原には、牧野富太郎博士も何度も足を運んでいて、特に初夏に咲き誇る一面紫色のカキツバタの群落を見て大変に感激したという内容が、日記にも記されています。そのとき博士は、紫の花汁を着ていたワイシャツに擦り付けて子どものように喜ばれ、「衣にすりし昔の里か燕子花」という句を詠まれたそうです。
カキツバタだけでなく、サギソウやトキソウなどの草花、ヒロシマサナエやヒメシジミといった昆虫、季節ごとに変わる野鳥のさえずりなど、四季折々、様々な姿を見せてくれる八幡高原。『花だより』をガイドブック代わりに、ぜひ現地にも足をお運びください。
【事業者】
NPO法人 西中国山地自然史研究会