返礼品について
この田んぼは米の生産だけでなく、子どもたちが自然と触れ合い、学び、地域の人々がつながる場としての役割も果たしています。そんな生命あふれる田んぼから生まれたお米を使った特別な日本酒です。
使用するのは、かつて「西の雄町、東の亀の尾」と称された幻の酒米「亀の尾」。コシヒカリやあきたこまち、つや姫など多くの有名品種の祖先でもあります。病気や害虫に弱く、現代の農法では育てにくいことから生産量は激減しましたが、私たちはその特性こそが「自然と共に育てるビオ田んぼ」に適していると考え、2024年から栽培を始めました。病気や倒伏といった困難を乗り越え、ようやく収穫にたどり着いたお米です。
この貴重な亀の尾を「できるだけ手を加えず、お米本来の力を生かす」ために、群馬県川場村の土田酒造に醸造を依頼しました。土田酒造は、蔵付き酵母による伝統的な生酛(きもと)造りを得意とし、「お米や菌の力を信じ、余計なことをしない」という哲学のもとで酒造りを行っています。その姿勢は、自然と共生する私たちの考え方とも深く共鳴します。
丁寧に醸されたお酒は、亀の尾特有の複雑な旨味とやわらかな酸味が調和し、軽やかで奥行きのある味わいに仕上がりました。食中酒としても優れ、うなぎやジビエなど濃い味の料理とも相性抜群です。温度によって印象が変わり、冷やではすっきり、燗ではお米の旨味がより豊かに広がります。
このお酒は、西粟倉村で生まれたお米と、自然に寄り添う人の手、そして菌や微生物の力が織りなした、まさに「その土地、そのお米、その蔵だからこそ生まれる味」。自然と人が共に育てた、この土地ならではの一杯をぜひお楽しみください。
地場産品に該当する理由 : 使用される酒米は100%西粟倉村で生産されたお米、米麹の製造を踏まえても、酒米による付加価値が製品全体の付加価値の約60%を占める
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