返礼品について
ふとした瞬間、野菜の造形に心をつかまれたことがあった。
それぞれが異なる個性を持ち、
オブジェとして見ると、
シンプルで無駄のない、完成された形をしている。
中でもアスパラガスは、
背筋をすっと伸ばしたような上品な佇まいと、
穂先の繊細な構造に宿る生命力が印象的で、
観察するうち、徐々に愛着がわいてきた。
普段は食材として消費される存在を、
別のかたちでキッチンやダイニングに迎え入れたい。
そんな再解釈から、
このスパイスラックは生まれた。
-商品説明
回転台座の上でスパイスボトルを大事に抱えるアスパラガスの姿がかわいらしく、ユーモラスなデザイン。料理の時間や食卓でのひとときを、ほんの少し楽しく、心あたたまるものにしてくれます。その愛らしい佇まいは、目にした人が思わず話題にしたくなるような存在感があり、ゲストとの楽しい会話のきっかけにもなるでしょう。
台座にはウッドデッキにも使われるセランガンバツ材を採用。耐久性と耐水性を備えており、傷や水はねによる劣化、液だれによるシミを防ぐため、キッチンやダイニングでも安心してお使いいただけます。
[サイズ] W140 × H190 × D140mm
[重量] 1.0kg
[材質] 本体:ステンレス / 回転台座:セランガンバツ
-形になるまで
本体には、無垢のステンレス丸棒を使用。削ったり曲げたり、時にはハンマーで叩きながら、微妙な反りや凹凸、質感といったアスパラの有機的なフォルムを表現しています。
穂先の細かな凹凸は、「ビート」と呼ばれる溶接時に生まれる溶けた金属の盛り上がりを一つひとつ乗せていき、繊細な質感に仕上げました。
表面仕上げは徐々に番手を上げながら研磨を施すことで得られる鏡面の仕上げ。ただし、完璧な鏡面ではなく、下処理の研磨跡をあえて粗いまま残すことで、ステンレスでありながら繊維のような有機的な質感を表現しています。
回転台座はセランガンバツ材を円形に切り出し、デザインのまとまりを出すためエッジをくっきりと残したまま、木肌は滑らかになるよう研磨。表面には、ダイニングテーブルなどにも使われるウレタンコーティングを施し、水や汚れにも強い仕様としています。
「TSUMURA METAL ARTとは」
"暮らしに、彫刻があるということ"
絵画が「面」で表現する芸術であるのに対し、彫刻は木や石、金属などの物質を用い、「空間」を通して立体的に表現する芸術です。
そこには、つくり手の感性や思考、記憶、問いといったものが反映されており、すべての彫刻には、それぞれ誕生のきっかけとなったストーリーが宿っています。
私たちが提案するインテリアは、そんな彫刻の要素を含んだ作品です。
ただのデザインとして消費されるのではなく、その背後にあるストーリーに”共感”することで、見るたび、使うたびに、その体験が心に残るようなものを目指しています。
そうして日々の中で重ねられた小さな体験が、暮らしに温もりや豊かさをもたらし、やがて深い愛着へと育っていくと、私たちは信じています。
もし作品を見て「なんだかおもしろい」と感じたなら、それはすでに何かに”共感”しているということ。
ぜひあなた自身の視点で観察し、解釈を楽しんでみてください。
兵庫県三田市の山奥にアトリエをかまえ、兄弟二人でインテリアを制作しています。豊かな自然のなかで、金属と向き合いながら生まれる作品を、ぜひ暮らしに迎えていただければ幸いです。
⚪︎3つの特徴
・01 Metal - 金属であること
木や陶器、アクリル等とは異なり、金属には独自の表現力があります。
凛とした質感、確かな存在感をもたらす重さ、光を反射する輝き。さらに、溶接や高温での加熱によって、伸ばす・曲げる・つなぐといった自由な造形が可能であることも、金属ならではの魅力です。
こうした特徴から、金属は昔から、内なる感性をかたちにする彫刻作品の素材として用いられてきました。
TSUMURA METAL ARTでは、主に鉄やステンレスを用い、金属の特性を活かしながら、「彫刻としてのインテリア」をかたちにしています。
無機質な素材でありながら、どこか温度や手触りを感じさせるような造形を通して、暮らしの中に静かに溶け込みながらも、これまでにない気配として視線を引き寄せる存在となります。
・02 Art - 彫刻家によるデザイン
TSUMURA METAL ARTのインテリアは、すべて彫刻家によるデザインです。
通常のインテリアデザインが、機能性やスタイルから発想されるのに対し、私たちの作品は作り手の感性や記憶といった「彫刻」としての視点から始まります。
彫刻家 Taku Tsumura の作品は、アートに対する関心や知識を問わず、誰もが思わず足を止めてしまうような、ユーモアのある彫刻を追求しています。繊細で手の届かないものではなく、触れたり手に取ったりしながら、自由に楽しむことができる——そんな、ひらかれた作品を目指しています。
Taku Tsumura(1992– 大阪府生まれ)
2012年 彫刻活動を開始する
2015年 第26回UBEビエンナーレ 実物指定作品選出
2018年 Gangwon Environmental Installation Art(韓国) 招待出品
2019年 あさごアートコンペティション 特別賞
2020年 第15回大分アジア彫刻展 優秀賞
2022年 第16回大分アジア彫刻展 入選
・03 Original - 一点一点の個性
各製品には元となるスケッチや原案図がありますが、線の出し方や仕上げ方は、その時々の感覚や感性を大切にしながら、一点一点、作品と向き合い制作しています。
そのため、生産ラインでつくられる均一な製品とは異なり、わずかな個性や表情の違いが生まれます。
こうした工程は、彫刻としての造形を表現するために欠かせないものです。
【お申し込み前に必ずご確認ください】
・配達日の指定はお受けできません。
・不在日がある場合は、申込時に備考欄に記載または申込後3日以内に問合せ窓口へご連絡をお願いいたします。
・長期不在などお受取人様の都合によりお届けができなかった場合、再送およびキャンセルはいたしかねます。
・万が一発送困難な場合は、当自治体の別のお品(同一金額以下)をお選びいただくことがございます。
・返礼品が届きましたら、すぐに開封し中身のご確認をお願いいたします。
・返礼品に傷みや破損があった場合は、お受け取り後2日以内に【問合せ先】のアドレスへ宛にお問い合わせください。その際に、当該部分、全体、外箱の写真もあわせて送付をお願いいたします。
・お受け取り後3日以上経過したものについては、返品・交換などの対応はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
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