棒に生地を巻き付けて直火で焼く車麩は、焼き麩の中でも特殊な麩のひとつです。４回巻や３回巻で堅くしっかりと焼き上げるのがこの車麩の特徴です。
長く煮ても煮崩れしない麩を作るため、グルテンの配合や焼き加減にこだわっています。

長岡市内では「麩」はこの車麩が良く知られていて、子供の頃から家庭や学校給食などでよく食べられていますが、他県では珍しい「麩」と言われています。
食べ方は、水又はぬるま湯で戻して調理してお使いください。手間はかかりますが、戻した車麩を適当な大きさに切り、水煮（茹でる）すると、食感よく一層美味しくなります。

料理としては、昔ながらの煮しめ、煮ものが定番ですが、煮込み料理、肉じゃが、おでん、すき焼、各種鍋物など、出汁を使った料理全般にお使い頂けます。
また、炒め物やグラタン等、和食だけでなく、中華、洋風のお料理にも良いです。特にグラタンはホワイトソースと車麩の風味が良く合います。
その他変わったところでは、唐揚げや麩のカツ（フッカツ）も出来ます。

学校給食では、「くるま麩のあげ煮」※というメニューが子どもたちに人気のようです。

※戻した麩を、水気を切り粉をまぶしてカラリと揚げ、砂糖醤油などで甘辛く煮たタレにからめたものです。