返礼品について
茨城県小美玉市産のノンホモ生乳と、常陸の豊かな自然の中、こだわりの飼料で育てられた鶏が、産卵を始めて1カ月以内に生まれた初生卵だけを使って作られています。2005年の販売時はテレビでも紹介され、わずか数分で完売したという伝説のプリンです。
味はもちろんルーブル広告博物館に永久収蔵される藤代範雄氏(小美玉市在中)が、絵付けをする天心焼の器にもこだわった贅沢な一品。
2005年に誕生したおみたまプリン
当時民放で紹介され、高額の製品にも関わらず数分で品切れになってしまったという「おみたまプリン」。
諸事情により、提供が中断されていましたが、より手にしやすい形で帰ってきました。
自然の優しさがぎゅっと詰まった「おみたまプリン」の誕生です。
平飼い卵とノンホモ牛乳を使用したプリンの中身は自然にできるクリーム層とプリン層に分かれており、今回新たにカラメルジュレを乗せました。
プリンの濃厚な味わいと柔らかくてなめらかな口当たり、カラメルジュレの程よい苦みがやみつきなるおいしさです。
おみたまとは?
おみたまとは、2006年3月に、小川町・美野里町・玉里村が合併してできた新しい地名、小美玉市に由来します。元々「おみたまプリン」は旧小川町商工会が茨城空港開港に向けた町おこしのためにスタートさせたプロジェクトのひとつでした。地元産の、品質の良い食材にこだわって作り上げた一品です。
<誕生秘話を紹介>
小美玉市の百里飛行場(茨城空港)が民間共用になる計画が持ち上がった2000年(平成12)、小川町商工会青年部は「人が集うところに商いは起きる」をコンセプトに始動。起爆剤として考えたのが百里を整備基地にして飛行場を潤す構想と、体のリハビリを兼ねたアスリートとご年配の方が共存する町の構想。さらに有機食材や茨城の素材にこだわった製品開発だった。
まず青年部、農業を志す若者の会「農志会」がチームを組み製品開発に着手。しかし、夢が大きいほど壁は厚く試作品はことごとく失敗に終わった。そのころ知人を介して東京・麻布十番のフランス料理店が有機食材を探していると耳にした山西さんは、自営の肥料屋を通してかかわりがあった農家を紹介。これがその後の製品開発に向けて大きな一歩となった。
商工会事務局女性部メンバーが協力し、スイーツブームの追い風に乗ろうと食材を特産品の養鶏とニラに絞り製品化を試みたが、どう考えてもニラからスイーツは無理と判断。幸い茨城県は卵産出量が日本一(※1)で品質優先の生産者も多い。知り合ったフランス料理店オーナーでユリーズ代表を務める多田鐸介シェフが「2極化時代の今、品質を取るか生産量を取るかしかない。だったら日本有数の高級なプリンを作ろう!」と提案。この一言でメンバーの気持ちが固まった。
食材にこだわった製品化に向け平飼いの鶏を探した山西さんは、形が小振りな初生卵(鶏が卵を産み始める一カ月以内の卵)があることを知った。茨城全土を走り回り何とかかき集めた。
そして器は北茨城市の陶芸家が手掛けた特注の天心焼。器のデザインは世界の恒久平和を願うポスター「テロと報復」がフランスルーブル広告美術館に永久収蔵されている小美玉市在住の藤代範雄さんが考案した。
さらに多田さんの店のパティシエ星野秀介さんが加わり、日本有数の高級なプリン開発が本格的にスタート。
当初は、とろとろプリンのサンプルを持って首都圏の生協イベントを回り、毎回100~200件のアンケートを取って味と滑らかさの調整を繰り返した。時には輸送時の揺れで液状化して中身が崩れ、半分は作り直すことも。改良に時間を要した。
プロに任せれば手際も良く、出来上がりもきれいなため東京の多田さんの店でプリンを作り提供。でも山西さんには「いつかは地元に戻したい」との思いもあった―。
プリンは順調に売れ行きを伸ばしたが、おみたまプリンは諸般の事情で市場から消えた。
しかし、復活を願う声は多く、再出発を模索。一般の人には手に入り辛いノンホモの牛乳が手に入る小美玉市の第三セクターに東京のお店で使用していた機材を導入して製造を移し委託。
たまたま、東京のレストランから野菜を追求するべく茨城で農業を勉強しに来ていた多田さんの知人パティシエ水野剛宏さん(当時27)にすべてが託された。
プリンは低温でゆっくり焼けば焼くほど濃厚になるが、それを超えるとチーズになってしまうため温度管理が最重要。「ぎりぎり固まるかどうかのころ合いを見極めるのが難しく、最初はどうしてもおみたまプリンの濃厚さが出せなかった」と水野さん。
材料も市販の牛乳から生乳に変え、まず瓶に入れて焼いてみたが火が入り過ぎて失敗。次にアイスクリームの紙カップからヒントを得て再挑戦。熱伝導が低い紙の性質が功を奏し、プリン専用のオーブンを使うことで偶然にも上は濃厚で下は滑らかな2層の味わいが生まれた。
水野さんの粘りといくつかの好条件がそろい、2007年11月、ついに新しいおみたまプリンが完成した。
それから10年、震災の風評被害などもあったが、おみたまプリンは2010年に開港した茨城空港の旗振り役として40以上のテレビ番組で芸能人に紹介され、全国の百貨店催事や県内の委託店舗などでも提供をつづけ、現在は茨城空港「スカイアリーナ」や空の駅「そ・ら・ら」、水戸駅エクセル南「茨城味撰倶楽部」等で贈答用として販売数を年間8万個に伸ばしている。
2017年11月でカップタイプのおみたまプリン誕生から10年を迎えるにあたり、新たな試みとして国道355号線沿いに自社加工場(小美玉市田木谷)を整備。多田シェフからの「真空低温調理法」の技術指導を仰ぎ、新機材を導入して、保存料などを使用せずに賞味期限を5日から15日と飛躍的に伸ばすことに成功し、カラメルをプリンの上に乗せた「おみたまプリン カラメルジュレ」を提供する準備が整った。
「おみたまプリン」は、2017年7月から各ショップでも取り扱いが可能となった他、現在はミルク、栗など季節や地域のオリジナルプリンも登場する。
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