会津坂下町は異常なほどクマの目撃と人身被害が発生しており、これまでにない深刻な危機に直面しています。

「いつでもどこでも誰でもクマに遭遇するリスクがある」「玄関を出る前にはドアをガタガタ揺らし音を出しましょう」など注意喚起されるほど、集落近辺での目撃が相次ぎ、人とクマの距離感が異常なほど近づきました。
このままでは、町民の安全を守るために、やむを得ず捕獲・駆除の数が増え続けてしまいます。

しかし、私たちはただ駆除するだけではなく、「捕獲・駆除されるクマを少しでも減らしたい」という願い持っております。
皆様からのふるさと納税を、人里への侵入を未然に防ぐ強力な電気柵設置や、山へ追い返すために大きな音の出る花火を各集落に配置する、クマを危険な場所に寄せ付けないための効果的な仕組みづくりなど、人とクマの安全な距離感を目指し、その対策に活用させていただきます。

悲しい捕獲・駆除を減らし、自然豊かな会津坂下町の安心と、クマの命を守るこの取り組みに、ぜひ温かいご支援をお願いいたします。

【注意事項】
※こちらの寄付は品無し寄附です。
※「寄附金の使い道」の選択内容に関わらず、熊対策の支援に活用させていただきます。
※ご寄附いただいた寄付の一部は他事業へ活用される場合がございます。

【施策例】
1、「隠れ場所」の除去による安全な環境整備
クマが元々臆病な動物であることを踏まえ、人里周辺でクマが身を隠して移動できる場所をなくします。
・施策内容： 住宅地と山林の境界線、特に通学路、散歩道、生活道路周辺の未管理な林や農地の藪を重点的に刈り払い、見通しを確保します。
・目的・効果： クマが隠れながら人里に近づくリスクを低減し、住民が早期にクマの存在に気づける「見通しの良い緩衝帯」を整備します。
これにより、クマが人間に遭遇する前に立ち去る環境を作ります。

2、「誘引物」の徹底排除と餌場対策
クマが人里に下りてくる最大の原因である「餌」を断つための対策を強化します。会津坂下町では柿などの放置が問題になりやすい可能性があります。
・施策内容： クマの餌となる柿などの放置果樹を町と住民が連携して計画的に伐採・収穫します。また、収穫できない果樹に対しては、侵入防止の電気柵の設置を支援します。
・目的・効果： クマの「学習」（人里に餌があることを覚えること）を防ぎ、クマが町に近づく動機を根本から低減させます。

3、「知識」と「連携」による人側の意識改革
捕獲・駆除を減らすためには、町民の正しい知識と、町・住民・ハンターの連携強化が不可欠です。
・施策内容：クマの生態、行動パターン、目撃情報を分析し、「クマに出会わないための正しい行動」マニュアルを作成・普及します。
猟友会（ハンター）との連携を強化し、クマの追い払い、捕獲における安全対策・装備品（例：高性能な威嚇用具、調査用機器）を支援します。
・目的・効果： 地域住民のクマへの理解を深めるとともに、現場で活動するハンターの安全と対応能力を向上させ、迅速かつ効果的な対策を可能にします。