1752年（宝暦二年）の創業以来、大七酒造は日本酒の最も正統且つ伝統的な醸造法である「生酛造り」一筋に、豊潤な美酒を醸し続けてきました。
私たちは酒造りにおいて、明確な考えを持っています。
それは、酒の普遍的価値の追求、正統的な生酛造りへのこだわり、原料の潜在力を引き出すこと、世界へ伝える味わいの美学、そして、これらに集中し徹底することこそが世界に通じるという確信です。
日本から世界へ。
最良へのこだわりを胸に、人間の叡智と熟練とを結集し、味わいの深さと力強さ、そして洗練を求めていきます。

【春：4月】純米生もと爽快冷酒
生酛造り純米酒の数ある原酒の中から、さわやかな初夏の食卓にふさわしいものを厳選ブレンド。
大七定番の「純米生酛」らしい、しっかりした旨味と熟成感はそのままに、軽快な酸味がアクセントとなっています。
食中酒にぴったりなアルコール度数低めのライトタイプ。
暑い夜にはキリッと冷やして爽快に。
冷房の効いたお部屋では夏のお燗もおすすめです。
相性の良い料理：棒棒鶏、カツオやタイ、ヒラメなどの魚料理、山菜の天ぷら、冷奴。

【夏：9月】純米生もと生詰め
大七の純米生酛を“生詰め”で蔵出しいたします。
夕べの涼風が心地よい初秋には、冷やおろしのまろやかで爽やかな香味を、木枯らし吹く晩秋から冬にかけてはたっぷりと熟成した生酛の醍醐味をお燗で。
季節とともに酒がゆったりと成長していくさまを旬のお料理と合わせてお楽しみ下さい。
相性の良い料理：秋刀魚の塩焼きにスダチを添えて、鮭のクリームシチュー、きのこのバターソテー、石狩鍋など。

【秋：10月】純米生もと熟成生原酒
大七の定番「純米生酛」に、よりジューシー且つ、クリーミーさが加わったのが「熟成生原酒」
生酛造りらしい複雑で奥行きのある旨み、しっかりと練り込まれた酸を感じながらも後味のキレがあり、原酒ながら喉ごしもスッキリ。
また、低温にてじっくりと熟成させることにより旨みが乗り、より芳醇で甘やかさが増してきました。
相性の良い料理：脂身のある魚料理、ローストビーフ

【冬：12月】雪しぼりにごり酒
正統的な生酛造りならではの優れた発酵力を活かし、瓶内で二次発酵させた本醸造生貯蔵の微発泡性・爽やかな薄にごり酒です。(米アルコール使用)
果実のような上質な甘味、ピリッとした炭酸ガスが爽やかな、新感覚の日本酒です。
微炭酸が食欲を刺激し、食前に最適。
春野菜のほろ苦さや、天ぷら、洋食ならソテーやスパイスを効かせた料理などにもお奨め。