～守りたい！棚田の景観と、代々続く山あいの農業～
やまがた百名山のひとつ「翁山」の麓、尾花沢市高橋地区の中刈集落は、25世帯756が暮らす小さな山あいの集落です。
古くから中山間地の厳しい環境の中、田畑を切り開き日々の暮らしを営んできました。
歴史を刻んだ美しい「高橋の棚田」は、やまがた棚田20選にも選ばれ、映画「いしゃ先生」のロケ地にもなっています。

そんな美しい景観とは裏腹に、この地区で農業を続けていくのはとても大変です。
標高約300ｍにある中刈集落は寒暖差が激しく田んぼに引く水が冷たいため、平野部に比べて収穫量が少ない。
そして一枚一枚の面積が小さい棚田は傾斜地にあるため、高齢化が進む中刈集落ではだんだんと耕作放棄地が増えています。

この地域で農業を続ける生産者は先祖代々伝わる棚田を守ることで、集落の伝統や歴史、生き物との共存を生活の中で伝え続けています。
山から湧き出る清流と澄んだ空気で育つ貴重な中刈の「棚田米」を召し上がって頂くことで、美しい里山の風景と文化を守ることができます。

ぜひご自宅で棚田米をお楽しみください。

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