20年前の石巻日日新聞を飾った写真でつづるカレンダー「あのころのふるさと」を今年もお届けします。
平成18（2006）年当時の街並みや人々の営みは、今も多くの方々の記憶に残っていることでしょう。また、初めて目にする方にも、どこか懐かしさと温もりを感じさせのではないでしょうか。

この年、全国的には「ライブドア問題」や「ハンカチ王子」、「イナバウアー」といった話題が世間を賑わせました。
石巻地方では、男女別学だった石巻・石巻女子・石巻商業の３高校が共学化。石巻赤十字病院の新築移転、石巻地区消防本部庁舎の着工など、地域の未来を見据えた動きが進んでいました。

カレンダーのタイトルの「ふるさと」という言葉には、「生まれ育った土地」ばかりではなく、「思い入れのある場所」としての意味もあります。
学生時代に過ごした街、仕事や結婚などで暮らし始めた街でも、愛着が強ければ生活した時間の長短にかかわらず、それぞれにとっての「ふるさと」となるものです。
本カレンダーに収めた「あのころ」の写真が、石巻地方をふるさとと呼ぶ皆様の心に静かに語りかけることを願っています。どうぞ、ゆっくりと、じっくりとご覧ください。


【地場産品類型】
大正元年創刊・石巻日日新聞社のデータベースから、20年前の石巻、東松島、女川地域の写真を選りすぐり、カレンダーに編集。