東川のピノグリ、ゲヴュルツトラミネールから作られた東川ワイン

【北海道東川町】試練を超えて実った果実。TONOTO VINEYARD「トノトの白 2024」
大雪山系の伏流水が育む、東川町のテロワールをその一本に。

株式会社大坪農園が運営する「TONOTO VINEYARD」より、2024年ヴィンテージの白ワインをお届けします。幾多の困難を乗り越え、ブドウの生命力が凝縮された希少な一本です。

■ 2024年ヴィンテージ：試練と再生の物語
2024年は、TONOTO VINEYARDにとって忘れられない年となりました。 春の芽吹きは順調で、当初は大きな期待に胸を膨らませていました。しかし、5月9日に突如として遅霜が畑を襲います 。茶色く枯れてしまった芽を一つひとつ手作業で取り除き、懸命なケアを続けた結果、ブドウ樹は再び新芽を息吹かせました 。

その後、開花期の雨によりさらに収量は減ってしまいましたが、生き残った房たちはその後の好天に恵まれ、平穏な収穫シーズンを迎えることができました 。収穫量は大幅に減りましたが、その分、一粒一粒に大地の恵みと私たちの想いが詰まった、かけがえのないヴィンテージとなりました。

■ 製品詳細：トノトの白 2024
2019年に最初に定植した記念すべき畑のブドウのみを使用した、混醸（フィールドブレンド）の白ワインです 。

使用品種： ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール
製法： 野生酵母による発酵、若干のスキンコンタクト、シュール・リー（澱とともに貯蔵）

【テイスティングノート】 グラスに注ぐと、白桃や白い花を思わせる可憐で華やかな香りが立ち上ります。口当たりは非常にピュアで、透明感のあるライトボディスタイルです 。 現在はフレッシュな味わいを楽しめますが、澱と共に熟成（シュール・リー）させているため、瓶内で時間を重ねることでボディやテクスチャーに厚みが増し、より深みのある味わいへと変化していくポテンシャルを秘めています。


■ おすすめのペアリング
華やかな香りとピュアな味わい、そしてスキンコンタクト由来のほのかな骨格を持つこのワインには、素材の味を生かした料理がよく合います。

前菜： 白身魚のカルパッチョ（ハーブを添えて）、ホタテのレモンマリネ
和食： 豚肉と白菜のミルフィーユ鍋、春野菜の天ぷら（塩で）
エスニック： 生春巻き（スイートチリソース控えめ）

試練を乗り越え、東川の自然と共生して生まれた「トノトの白 2024」。 今すぐ開けてフレッシュさを楽しむもよし、セラーで寝かせて熟成を待つもよし。生産者の想いと共に、北の大地の恵みをご堪能ください。


◆事業者紹介◆
株式会社大坪農園
北海道最高峰旭岳の麓「東川町」にて、夏場は野菜類、冬は椎茸を中心に営農しています。
上川盆地の寒暖差、水田地帯と高原地帯の気温差を利用して、でシャキッとしたミネラルたっぷりの美味しい農産物をお届けしてきました。
現在では醸造用ブドウを栽培しワインとして販売も開始しており、季節毎の旬な食材に寄り添える滋味深い味わいを探求中です。
現在でもアスパラ、スイートコーン、ワインはネット販売もしており、消費者の皆様から直接頂く応援の言葉が大変励みになっています。
今後も、この地の恵みを食材の形にして、皆様にお届けし続けたいと考えています。

北海道上川郡東川町西4号北9番地