「なつみ」は、アメリカ産の「カラマンダリン」に日本産の「吉浦ポンカン」を掛け合わせて生まれた品種です。

普通のみかんは、5月に花が咲いて、11月には収穫できますが、「なつみ」は、同じ5月に花が咲きますが、翌年の花が咲く頃に収穫する１年かけておいしくなるなんとも贅沢なみかんなのです。

中のじょうのう膜が、やわかくてとにかく甘いの特長。
私が発見した「原口早生（通称：原口みかん）」に似ている気がします。

外皮の表面が少しデコボコしていて、極上の原口みかんにできる「菊みかん」のようになります。
「菊みかん」とは、外皮がデコボコし、菊の花に似た紋様から付けられた名前です。
甘いみかんの特徴のため、おいしいみかんの見分け方でもあります。
今までは、おいしくても見た目が悪いので生産者の悩みでしたが、最近では「おいしさが目に見えるみかん」としてみかん好きの中にも愛好家が増えてきているような気がします。

皮も少し厚くゴワゴワした感じですが、手でも剥きやすく、温州みかんのように食べやすいです。