本書は、１９６０年代に写真家植田正治氏が撮影した松江の風景１３０点に、
松江の随筆家・漢東種一郎氏の５７編におよぶエッセイが加わり、四季折々の松江の姿、物音や、水の色、香り、味覚などを詩情豊かに見事なハーモニーを作り上げています。

撮影された松江の風景は、古き松江をそのまま写し取っており、今は失われた風景も多くあります。

植田氏の作品はこれまで数多くの書籍で紹介されていますが、「松江」をテーマとした写真集は昭和５３年に弊社が発行した本書しかなく、幻の写真集とも言われてきました。

３６年ぶりに復刻した本書が、水都松江の魅力を再発見するきっかけになればと願っております。


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