「沢瀉（おもだか）」は水田や池などに自生する多年草で、夏から秋にかけて３弁の白い花を咲かせます。
葉脈が高く浮き出ていることから「面高」とも表記されます。
矢じりに似た葉が槍のようにも見えることから、「勝ち草」として縁起物の図柄とされてきました。
古くから武家の家紋や着物の柄としても愛されています。

本品では、オモダカの緑の葉の間から夏空へすっと伸びる白い花の愛らしさを、当窯の絵付け師が一つひとつ手描きで表現しています。
しょうゆ皿や薬味皿、取り皿として、夏の食卓を涼やかに華やかに演出します。
大切な人への贈り物としてもおすすめです。

◆伏原窯では、陶主が一つひとつ心を込めて手づくりしております。図柄は絵付け師が天然の釉薬・絵の具を使用して手描きしています。
また、すべての釉薬に天然灰を使用しております。そのため、同じデザインで作られたものでも、微妙な焼き上がりの違い、気泡、釉薬の色合い、濃淡の違いが出てきますが、それぞれの個性、趣としてお楽しみください。
◆画像はできるかぎり実物に近い色合いで撮影したものを掲載しておりますが、光の加減やご覧いただく画面環境などによって違って見えることがございます。予めご了承ください。

提供：水間焼伏原窯（みずまやきふしはらがま）