返礼品について
「源氏物語」(夕顔)の段には、光源氏が悪霊に取りつかれる気配を感じて目を覚ますと
灯火も消えて気味が悪く、魔除けのため太刀の鞘をはらって置いたとあります。
刀剣には古来から魔除け、厄除けといった神徳が宿るとされており、我が子の健やかな成長を託すお守りとされてきました。
出産の際には産婦の枕元に置かれ、生児の宮参りにも携えました。
そして七五三や端午の節句の際も元気ですこやかな成長を願い刀剣が用いられ、人生の節目節目に生き続けております。
懐刀の定義は、懐に納まる短刀のことをいい、小さいゆえの扱いやすさで座右の日本刀として最適と思われます。
お守り懐刀は白鞘にてお納めいたします。
白鞘に使用される素材、朴の木は刀身を保護するのに最適な素材といわれ、
懐に納めた際、違和感なく納められるように全体を丸く加工する「丸鞘」にしております。
お守り懐刀を保管する際、錆防止のため半年から1年に一度 酸化した古い油を拭い、新しい油を塗布する必要があります。
手入れ道具一式は刀身に塗布する刀剣油と古い油を拭い取る打粉がセットになっております。
お守り懐刀は真剣となりますが、美術刀剣として登録しておりますので合法にて堂々と所有できます。
登録の手続きはすべて当方で行いますのでご安心ください。
(プロフィール)
刀匠銘 田中 貞豊(たなか さだとよ)
平成6年 刀匠人間国宝 月山貞一師に入門
平成11年 文化庁より美術刀剣制作承認を受ける
平成13年 師匠の許しを得て独立
故郷草津市に鍛刀場を設ける
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