返礼品について
本尊の阿弥陀三尊像(阿弥陀如来坐像・観音菩薩立像・勢至菩薩立像)と、不動明王立像、毘沙門天立像の五尊は、いずれも国指定重要文化財。全国にわずか二十二体しか現存しない運慶の真作のうち、五体が一堂に安置されている、極めて貴重な寺院です。
五尊はいずれも、若々しく力強い体躯と、穏やかに微笑む面相をあわせ持ち、写実性の中に深い精神性が宿る、運慶壮年期の代表作。後の「東大寺南大門金剛力士像」に続く、新しい仏像表現の原点がここにあります。
堂内では、ゆっくりと五体それぞれの造形の特徴や、鎌倉武士と仏師の信仰の関係についても見て取ることができます。
八百三十年の時を超えて、今もこの地に息づく運慶の祈り。どうぞ静かに手を合わせ、鎌倉時代の信仰と美の世界をご体感ください。
<拝観について>
予約不要
拝観時間:午前9:00~12:00(最終受付11:50)/午後13:00~16:00(最終受付15:45)
※10名以上の団体は事前予約をお願いします
<浄楽寺アクセス>
アクセス:JR逗子駅・京急新逗子駅より「長井・佐島方面」バスで約25分、「浄楽寺」下車徒歩1分
駐車場20台
~浄楽寺略縁起~
この地・大楠芦名は、かつて鎌倉を支えた武士たちが往来し、信仰と武家文化が交わる場所。
遠くに富士を望み、風に揺れる木々の音の中に、鎌倉時代の息吹を感じることができます。
仏像や墓所、江戸時代の本堂といった有形の遺産が、往時の祈りと暮らしを今に伝え、この地を訪れるだけで日本史を体感できます。
明治期には、「郵便の父」と呼ばれた前島密翁がこの地に別邸「如々山荘」を構えました。
ここで自叙伝を著し、教育・通信・交通・言語改革など、近代日本の礎を思索したと伝わります。
富士を望むその墓碑には、近代日本を動かした志が今も静かに漂います。運慶が刻み、和田義盛が祈り、前島密が思索した地。
浄楽寺は、鎌倉武士の美意識と日本の近代精神が出会う、三浦半島の象徴です。
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