指宿が誇る本枯節を、
南薩摩の郷土料理・茶節で
手軽に味わってください。
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「茶節(ちゃぶし)」は、鹿児島県南薩摩地方に伝わる伝統食。鰹節、味噌、緑茶で作る飲み物です。「南九州はお茶、指宿は鰹節が名産。昔から農作業の合間に茶節を飲んでいたと聞いています」と増永さん。しかし、同じ鹿児島でも若い人にはあまり知られていません。この伝統の味をつないでいきたい。茶節を通して鰹節をもっと手軽に食べてほしいと思いました。
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鰹節は、山川港で水揚げされた鰹で作った本枯節です。普段、スーパーなどで目にする鰹節は荒節という種類。本枯節は、荒節からさらにカビ付け・天日干しなどを繰り返すことでできる、鰹節の中の最高級品。指宿は本枯本節の生産量日本一。自慢の味を使いやすい小袋にしました。本枯節ならではの澄んだだしが鹿児島の麦味噌とよく合います。
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指宿の鰹節のおいしさを知ってほしくて作りました。普段、茶節を飲み慣れている方から、「家にある味噌と鰹節で作る茶節より、この味の方がおいしい」との声をいただいています。令和2年には「指宿鰹節」として地域団体商標登録をいただきました。鰹節のまちとして、さらに盛り上げていきたいです。
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麦味噌を熱い緑茶で溶かします。そのあと本枯節を入れることで、より香りが楽しめます。緑茶で作るとまろやかな味わい。もちろん、お湯でもOK。本枯節は発酵食品、残さず具としてお召し上がりください。即席味噌汁としてお弁当やティータイムに。二日酔いにも重宝します。
鰹節のまち、指宿の郷土料理「茶節」。即席でお手軽なのに、ヘルシーで優しい味わいです。