返礼品について
2023年5月に行われたG7広島サミットで、招待国首脳、国際機関の長、ウクライナ大統領への贈呈品として贈られた玉鋼製ペーパーナイフを、付属品や梱包も揃えて北広島町の返礼品としてご用意しました。
玉鋼製ペーパーナイフの制作者は、北広島町在住の広島県無形文化財保持者・無鑑査刀匠の三上貞直氏。G7サミットの贈呈品には、三上刀匠のこの言葉が添えられました。
「和而不同 自他共生」
優れた人は、周りと協調しても自分自身を見失うことはない。なぜなら、お互いの個性を認め合うことが、お互いを生かすことになるから――。
私は、長年刀を創っていて、優れた日本刀の魅力や強さは、さまざまな性質の鋼の個性を生かしながら一振りの刀にまとめて作られているからだと思うようになりました。日本刀の神髄は「和」(Harmony)です。この世界には、さまざまな国があり、さまざまな人がいます。日本刀と同じように、お互いの性質を認め、協力し合うことができる平和な世界を願い、心を込めて製作させていただきました。
「邪を破り、未来を切り拓く」とされる刃に、平和への思いを込めて制作された貴重な逸品です。
お包みする手ぬぐいの生地は、広島平和記念公園などに贈られた折り鶴を混紡した再生糸を使用した「折り鶴レーヨン」。
柄は、北広島町在住の木版アートユニット ポロンパによるもので、「しめ縄」をモチーフに絆や結束、つながりを表現するとともに、瀬戸内海の波を連想させるデザインです。
染めは、神社の奉納幟や大漁旗、神楽幕などの制作で伝統的な染色技法を継承する北広島町の豊栄堂染工場が手がけました。古くから「ハレ」の日に掲げられた染めの技術により、サミットが開催された5月に咲く杜若をイメージした紫色に型染されています。
府中桐箱(広島県府中市)、眞田紐(広島県福山市)とともに、サミットの贈呈品と同じ組み合わせでお届けします。
ペーパーナイフの素材は日本刀の原料となる玉鋼を使用。日本独自の古式製鉄法・たたら製鉄を現代に伝える「日刀保たたら」(島根県奥出雲町)で、砂鉄と木炭を原料に、3昼夜かけて生産されたものです。たたら操業には、三上刀匠も毎年むらげ代行(※むらげ:たたら吹きを取り仕切る責任者)として自ら操業に従事しています。
たたら製鉄によって精製された玉鋼は、刀工の手で水折し・小割・積沸しなどの工程を経て、「鍛錬」を繰り返すことにより精錬され、強靭な強度に仕上がっていきます。このペーパーナイフの製作工程では折り返し鍛錬を6回ほど行っており、約60枚の層によって強度が生まれていることになります。
焼き入れは行わず、また研師による研磨の工程は行っていないため、一般的にイメージされる日本刀の鏡のような輝きではありませんが、鈍色の地鉄(じがね)に木目のような美しい文様が現れています。
持ち手部分には三上刀匠自ら銘を切ります。今回刻む銘は「安芸吉川会」で、ふるさと納税特別仕様です。
数量限定でご用意します。また、受注生産でお作りしますので、発送まで最大2ヶ月ほどのお時間をいただきます。ご了承ください。
平和への願いが込められた贈呈品のセット。皆様のお手元でも思いをつないでください。
玉鋼製ペーパーナイフの制作者は、北広島町在住の広島県無形文化財保持者・無鑑査刀匠の三上貞直氏。G7サミットの贈呈品には、三上刀匠のこの言葉が添えられました。
「和而不同 自他共生」
優れた人は、周りと協調しても自分自身を見失うことはない。なぜなら、お互いの個性を認め合うことが、お互いを生かすことになるから――。
私は、長年刀を創っていて、優れた日本刀の魅力や強さは、さまざまな性質の鋼の個性を生かしながら一振りの刀にまとめて作られているからだと思うようになりました。日本刀の神髄は「和」(Harmony)です。この世界には、さまざまな国があり、さまざまな人がいます。日本刀と同じように、お互いの性質を認め、協力し合うことができる平和な世界を願い、心を込めて製作させていただきました。
「邪を破り、未来を切り拓く」とされる刃に、平和への思いを込めて制作された貴重な逸品です。
お包みする手ぬぐいの生地は、広島平和記念公園などに贈られた折り鶴を混紡した再生糸を使用した「折り鶴レーヨン」。
柄は、北広島町在住の木版アートユニット ポロンパによるもので、「しめ縄」をモチーフに絆や結束、つながりを表現するとともに、瀬戸内海の波を連想させるデザインです。
染めは、神社の奉納幟や大漁旗、神楽幕などの制作で伝統的な染色技法を継承する北広島町の豊栄堂染工場が手がけました。古くから「ハレ」の日に掲げられた染めの技術により、サミットが開催された5月に咲く杜若をイメージした紫色に型染されています。
府中桐箱(広島県府中市)、眞田紐(広島県福山市)とともに、サミットの贈呈品と同じ組み合わせでお届けします。
ペーパーナイフの素材は日本刀の原料となる玉鋼を使用。日本独自の古式製鉄法・たたら製鉄を現代に伝える「日刀保たたら」(島根県奥出雲町)で、砂鉄と木炭を原料に、3昼夜かけて生産されたものです。たたら操業には、三上刀匠も毎年むらげ代行(※むらげ:たたら吹きを取り仕切る責任者)として自ら操業に従事しています。
たたら製鉄によって精製された玉鋼は、刀工の手で水折し・小割・積沸しなどの工程を経て、「鍛錬」を繰り返すことにより精錬され、強靭な強度に仕上がっていきます。このペーパーナイフの製作工程では折り返し鍛錬を6回ほど行っており、約60枚の層によって強度が生まれていることになります。
焼き入れは行わず、また研師による研磨の工程は行っていないため、一般的にイメージされる日本刀の鏡のような輝きではありませんが、鈍色の地鉄(じがね)に木目のような美しい文様が現れています。
持ち手部分には三上刀匠自ら銘を切ります。今回刻む銘は「安芸吉川会」で、ふるさと納税特別仕様です。
数量限定でご用意します。また、受注生産でお作りしますので、発送まで最大2ヶ月ほどのお時間をいただきます。ご了承ください。
平和への願いが込められた贈呈品のセット。皆様のお手元でも思いをつないでください。