招福楼は、明治初期に政次郎の妻・辰治が八日市で
お茶屋を開業したのが始まりです。

二代目は秀雄の妻・マスで、
戦時中は軍隊将校の宿舎として使用されました。

終戦後、三代目・秀太郎が昭和23年に料理屋として再開し、
現在の招福楼の基礎を築きました。

禅寺での一杯の薄茶に疑問を感じたことから、
茶懐石料理を基に会席料理を提供するようになりました。


山田無文老師に頂いた

―人間の最も大切な親切と誠実と感のよさが
尤もよく現れるものが料理である―

この言葉を心に刻み、
現在も四代目五代目が力合わせて、
目的を以って何事にも囚われず疑問を持てば答えありと思い、
古き良きものと、新しき良きものを、
持て成しの茶道の心を基として、
お客様をお迎えしております。

招福楼 中村 成実

えぞ鮑やわらか煮

素材そのものの味を引き立てる調味でもって、
柔らかく煮たえぞ鮑は噛むほどに旨味が染み渡る一品。

食べやすいサイズに切り分けて、
そのままお召し上がりいただけます。

また炊飯時に煮汁を足してご飯を炊き、
その後えぞ鮑を混ぜ込んで頂きますと、
美味しいえぞ鮑御飯としてもお楽しみいただけます。

鰻山椒煮

鰻を酒と醤油、
実山椒でじっくりと煮込んだ自慢の味。

御飯に数切れ乗せて
お茶漬けでお召し上がりくださいませ。

また、ほうじ茶をお使い頂きますと、
一層美味しくお召し上がりいただけます。


 

鯛かぶら鍋

行き届いたもてなしの妙と極めつきの
美味なる料理との巡り会い。

「招福楼」心入れのひと時をご堪能ください。