祖母が手毬を作るのを小さいころからそばで見ていて、「小さくてツヤツヤキラキラだったらいいな。」と思っていました。手毬作成に取り組むようになってからも、その思いが消えることはなく、私の願いとなっておりました。手毬をビー玉のように仕上げるための材料や工程が、一切予想できませんでした。考えつくことを試し、何度も失敗しました。理想の仕上がりに安定して作ることができるまで、何年もかかりました。なかなかうまくいきませんでしたが、母に強く支えられながら完成までこぎつけました。祖母・母・私の３人の思いを結い上げた商品が、『毬玉』です。「宝石（玉）のような手毬」という意味を込めて、『毬玉』と名付けました。球体部分の仕上がりは14㎜と小さいですので、お好みのアクセサリーを選ぶ感覚でご使用いただけます。イヤリングですので、ピアスホールをあけていない方、幅広い年齢層の方にお使いいただけます。洋服にも違和感なくお使いいただけますし、和装、結婚式、七五三や浴衣などにも、とても似合います。御自身用にはもちろん、大切な方へのプレゼントとして最適です。毬玉イヤリング「紀州紫」は、世界遺産でもある高野山の神聖さをイメージしてお作りしました。『毬玉』をお入れする箱には、ピンク、青、橙の３色に加え銀色を加え、計４色の糸が井桁模様に交差しています。「みなさまのこれからが、きらきらと輝くものでありますように」との想いから、このお色を選びました。井桁模様にお客様への願いを込めております。井戸は水を守り、生活になくてはならないものであり、家内安全の象徴となったと言われております。素敵なもので溢れている世の中ではありあすが、私の『毬玉』を選んで頂いたお客様のご家庭の日常が、心穏やかなものであることを願い、思いを込めて井桁模様を組ませていただきました。紀州・和歌山より、１点ずつ心を込めてお作りさせていただきます。