山形県鶴岡市は気高い山々から広大な庄内平野、日本海へと至る変化に富んだ地形の中で、海の幸・山の幸に恵まれた豊かな食文化を有し、先人たちの知恵と情熱によって独自の食文化を今に伝えています。
1400年以上にわたり信仰を集める山岳修験の聖地「出羽三山」には、自然とその山の恵みを「生きるための精進料理」として今に伝え、また、家庭でも祭りと精神性を分かち合う「行事食・伝統食」が数多く継承され、鶴岡の風土に息づいた精神文化と結びついた独自の食文化が色濃く残っています。
そして、農家の人々が数百年にわたり「種」を守り継いできた「在来作物」は60種類確認されており、その栽培方法とともに継承された作物は「生きた文化財」として、訪れる人々を魅了しています。
こうした歴史と食文化を背景に、平成26年(2014)12月に「ユネスコ食文化創造都市」に認定され、大切に受け継がれてきた鶴岡の食文化は、日本人が本来もつ食の豊かさと、その原点を気づかせてくれる「食の理想郷へ」と、その一歩を踏み出しました。
1400年以上にわたり信仰を集める山岳修験の聖地「出羽三山」には、自然とその山の恵みを「生きるための精進料理」として今に伝え、また、家庭でも祭りと精神性を分かち合う「行事食・伝統食」が数多く継承され、鶴岡の風土に息づいた精神文化と結びついた独自の食文化が色濃く残っています。
そして、農家の人々が数百年にわたり「種」を守り継いできた「在来作物」は60種類確認されており、その栽培方法とともに継承された作物は「生きた文化財」として、訪れる人々を魅了しています。
こうした歴史と食文化を背景に、平成26年(2014)12月に「ユネスコ食文化創造都市」に認定され、大切に受け継がれてきた鶴岡の食文化は、日本人が本来もつ食の豊かさと、その原点を気づかせてくれる「食の理想郷へ」と、その一歩を踏み出しました。
ユネスコ認定以降、郷土料理のレシピ集である「つるおかおうち御膳」の改訂や郷土料理教室の開催など、多様な食文化を継承する取組みをはじめ、次世代料理人決定戦、嚥下食プロジェクトなど料理人や生産者と連携した取組みの推進に努めてまいりました。
また、ユネスコ創造都市のネットワークの中でも、海外の創造都市との料理人交流事業や大分県臼杵市との高校生交流事業などを通して、食や食文化を軸とした創造都市同士の交流事業を展開するなど、地域づくり、産業振興、交流人口の拡大を図るべく、この10年間、様々な取組みを進めてきたところです。
認定10周年を迎える本年3月、「庄内の笹巻製造技術」が国登録無形民俗文化財となったこと、また美食(食の豊かなあり方)の観点から都市を表彰する「美食都市アワード」の受賞と、本市の誇る食や食文化が広く認められるといった大変嬉しいニュースが続きました。
今後も、本市の誇れる食や食文化の魅力を広く国内外に発信し、ガストロノミーツーリズムを推進してまいります。
また、ユネスコ創造都市のネットワークの中でも、海外の創造都市との料理人交流事業や大分県臼杵市との高校生交流事業などを通して、食や食文化を軸とした創造都市同士の交流事業を展開するなど、地域づくり、産業振興、交流人口の拡大を図るべく、この10年間、様々な取組みを進めてきたところです。
認定10周年を迎える本年3月、「庄内の笹巻製造技術」が国登録無形民俗文化財となったこと、また美食(食の豊かなあり方)の観点から都市を表彰する「美食都市アワード」の受賞と、本市の誇る食や食文化が広く認められるといった大変嬉しいニュースが続きました。
今後も、本市の誇れる食や食文化の魅力を広く国内外に発信し、ガストロノミーツーリズムを推進してまいります。