松阪牛の一大生産地である多気町では、毎年11月に、その年の多気町松阪牛の女王を決める大会「多気町肉牛共進会」が開催されます。肥育技術の向上と継承等を目的とし、肥育農家が丹精込めて肥育した松阪牛が一堂に介し、その体の大きさや毛並みの美しさ、品格などを競うもので50年以上の歴史を誇る大会です。共進会終了後にはせりも開催され、例年白熱したせりが行われます。
松阪牛の一大生産地でも、肥育農家の高齢化や後継者不足が課題となっています。仔牛価格の高騰も続いており、大変厳しい経営状況にあります。しかし世界に冠たる松阪牛の産地としての誇り、先人たちから受け継がれてきた伝統を絶やすことはできません。美味しい松阪牛を皆様にご提供するため、いただいた寄付金は、肥育技術の向上と継承を目的に開催される多気町肉牛共進会等のほか、担い手の育成や仔牛導入・出荷奨励助成等に活用させていただきます。