日本最大規模の照葉樹林が今なお残り、その森が育んだ文化を長い歳月大切に守ってきた綾町。後世に美しい自然と大地を残すため、昭和63年に全国初となる「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定しました。町と生産者は環境にやさしい農法の導入と実践に努め、同時に安全性に対する検査体制を敷いて、認証シールで農作物のランク分けを行い、有機農業の振興と食の安全運動を進めています。
自然生態系農産物の一般的流通は、これまで「安全で味の良い農産物を作る生産者」と「安全な食べ物を求める消費者」との産直提携を中心に行われてきました。近年ではふるさと納税を通じ県外へ農産物をお届けできる機会が拡大し、生産者の意欲の向上につながっています。町では「安全な食材を願い、安心して住むことのできる綾町を後世に受け継いでいく」ため、自然生態系農業に関する事業にふるさと納税の寄付金を活用させていただいています。