バリック ピノブラン
高畠ワイナリー

東北を代表するワイナリー。ソムリエ試験でお世話になったワインバーの店主から教えていただきました。
今回選んだのは高畠町産のピノ・ブランを使用し、樽で熟成させたバリックシリーズ。力強い樽の香りとバニラのような甘い香りが特徴です。香りだけだと甘そうな印象ですが、一口飲んでみると酸がキリっと効いていて爽やかな味わい。そのギャップに驚かされます。

高畠町上和田地区で育てられたピノ・ブランをフレンチオーク樽で丹念に熟成した白ワインです。乾いた木の香りと熟したブドウの華やかな柑橘系の香りにローストしたナッツやバニラの香りが交わります。桃やアプリコットなどの果実感や厚みのある酸味を感じられる、飲み応えのある白ワインになりました。

オチガビ・ヴァン・ルージュ
オチガビワイナリー

新千歳空港で見つけると必ず買ってしまうほどお気に入りの一本。北海道余市のワイン用ブドウを100％使用する、本格派のワイナリーです。日本ワインは醸造過程に重きを置きがちですが、こちらはぶどうの栽培から入念にワイン造りを始めています。
赤果実系でフルーティーな香りですがスパイシーさも。口にすると複雑味を楽しめ、樽っぽさも感じられます。とても高品質ですがお求めやすい価格なのも嬉しいですね。

OcciGabi Wineryは建物を取り囲む大きな西洋庭園、そしてすべてを包み込むようにレイアウトされた広大なワイン専用畑で余市産ブドウを栽培しているワイナリーです。紹介のワインは、その中で数種類の赤品種の二番ワインの混合で造られます。ボルドーの伝統的な手法を参考にした複雑味をお楽しみください。

IWA 5 Assemblage5
白岩

シャンパーニュ「ドン ペリニヨン」の元醸造最高責任者の方が富山で造っている日本酒ブランドです。バニラのような甘い香りだけでなく、まるでワインのような複雑な香りも。
シャンパーニュの技法で醸造されており、原料のお米のニュアンスだけでなく、温かみ、重厚感、活力が感じられる新しい味わいです。日本酒ですが、白身魚のムニエルなど魚料理にあわせてもよさそう。飲むたびに違う味が感じられる、不思議な日本酒です。

ドン ペリニヨンの5代目醸造最高責任者として28年間にわたり、伝説のメゾンを率いたリシャール・ジョフロワの美の追求は、今、日本へと向かい、新たな挑戦として日本酒ブランドであるIWAの創出に辿り着きました。IWA 5 Assemblage5が表現する、絶妙に呼応し合う温かみ、重厚感、活力は、前衛的な個性を感じさせ、パレット（味わい）とノーズ（香り）のコントラストが引き立ちます。