加賀市は「山中」「山代」「片山津」の3温泉、更には「越前加賀海岸国定公園」などの豊かな自然環境を背景に、江戸大聖寺藩時代に様々な工芸・文化が花開いた地です。伝統の技を受け継ぎ後世に継承する人材を育てるため、九谷焼や山中塗りの若手伝統工芸家の支援として、自身の工房を持つ際の支援を行っています。九谷焼や山中漆器などの工芸品は、ふるさと納税の返礼品としてもご用意しております。
また、ラムサール条約登録湿地である片野鴨池では、大聖寺藩の武家の鍛錬として始まった「坂網猟」が300年以上続いております。坂網を投げて鴨を捕獲する、自然と共生したワイズユースの猟です。その鴨は「坂網鴨」と呼ばれ、加賀橋立港のズワイガニと並び加賀の冬に味わえる最上級の食材でもありますが、猟師の高齢化と減少が課題となっており、後継者の育成を進めています。寄付金を活用し、今後も伝統工芸や食をはじめとした文化の継承にも努めてまいります。