ふるさと納税の大きな特徴のひとつが、
寄付金の使い道を自治体に指定できることです。

観光・地域の現状と、寄付金の使い道

私たちが誇るべき文化を、後世に受け継ぐために

伝統文化を継承する若者が年々減少傾向にあることは言わずもがな。日々変化していく社会のなかで、変わらない魅力を守り続けることはそう容易ではありません。ふるさと納税の寄付金は、そんな素晴らしい「日本ならではの文化」を維持していくための財源の一部にもなっています。制度を通じて文化継承を担うことが、私たちにもできるのです。

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【石川県】 加賀市 Kaga,Ishikawa 伝統工芸・地場産業を引き継ぐ若手の育成や、返礼品を通じた工芸品のご紹介を行なっています。【石川県】 加賀市 Kaga,Ishikawa 伝統工芸・地場産業を引き継ぐ若手の育成や、返礼品を通じた工芸品のご紹介を行なっています。

ものづくりと雇用創出で、活力と勢いのあるまちづくり

加賀市は「山中」「山代」「片山津」の3温泉、更には「越前加賀海岸国定公園」などの豊かな自然環境を背景に、江戸大聖寺藩時代に様々な工芸・文化が花開いた地です。伝統の技を受け継ぎ後世に継承する人材を育てるため、九谷焼や山中塗りの若手伝統工芸家の支援として、自身の工房を持つ際の支援を行っています。九谷焼や山中漆器などの工芸品は、ふるさと納税の返礼品としてもご用意しております。

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300年の伝統を持つ坂網猟の後継者育成

また、ラムサール条約登録湿地である片野鴨池では、大聖寺藩の武家の鍛錬として始まった「坂網猟」が300年以上続いております。坂網を投げて鴨を捕獲する、自然と共生したワイズユースの猟です。その鴨は「坂網鴨」と呼ばれ、加賀橋立港のズワイガニと並び加賀の冬に味わえる最上級の食材でもありますが、猟師の高齢化と減少が課題となっており、後継者の育成を進めています。寄付金を活用し、今後も伝統工芸や食をはじめとした文化の継承にも努めてまいります。

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【佐賀県】 有田町 Arita,Saga  長い歴史を誇る陶磁器産業を通した人づくりの事業に活用しています。【佐賀県】 有田町 Arita,Saga  長い歴史を誇る陶磁器産業を通した人づくりの事業に活用しています。

日本磁器発祥の地・有田

有田町は佐賀県の西部に位置する人口約2万人の、陶磁器産業・農業を基幹産業とする町です。17世紀初頭に、朝鮮人陶工・李参平(りさんぺい)らによって磁器の原料となる陶石が『泉山磁石場』で発見され、日本の陶磁器産業が産声をあげました。創業以来、先人たちのたゆみない研鑽と努力が積み重ねられ、昨年は有田焼創業400年の節目を迎えました。また、ゴールデンウィーク中に開催する「有田陶器市」には、期間中約100万人の焼き物ファンが訪れます。

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有田の産業振興、人づくりに活用

平成28年度は、有田焼創業400年の記念事業のほか、佐賀県重要文化財である「有田異人館」の保存修理に活用いたしました。そのほか、小中学校の施設改修や給食機器などの更新、体育施設の大規模改修工事など、未来の有田を担う〝人財″の育成を目的とする事業に寄付金を重点的に活用しております。今後も先人から引き継いだ有田の伝統・産業・文化を次世代につなげるため、ふるさと納税寄付金を活用させていただきます。

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