プロが選ぶ返礼品 ひと味違う!ブランド牛肉と豚肉 日本の“肉”文化は、ひと味違います。より柔らかく、あるいは旨味を深く、トレンドも取り入れながら進化してきました。群雄割拠のブランドたちを、ご賞味ください。

BEEF PORK

ひと昔前は、ブランド肉といえば、
牛肉なら「松阪牛」や「神戸牛ビーフ」、豚肉なら「鹿児島黒豚」など、さほど多くはない印象であったかもしれません。
しかし各地で肥育技術が発達し、ご当地の名を冠する銘柄牛や銘柄豚が増え、
肥育農家や流通業者もクオリティを追求し、オリジナルの銘柄を出荷するようになってきました。
スーパーなどの食品コーナーでも見かけるようになった現在、
ANAのふるさと納税の返礼品においても、多数のブランドをご覧いただけます。
一般的な“国産”とはひと味違うものばかりですが、とりわけおいしいものを選びたいことでしょう。
そこで、肉牛専門誌や食肉業界紙の記者として20年以上食肉に携わってきた片平梨絵さんに、
間違いのないブランドを選んでいただきました。

※今回選定しました「ブランド牛」「ブランド豚」は、畜産豪奢や組合、卸売業者や販売業者により銘柄を付与された、
肉質や育て方に工夫を凝らした精肉を指します。

片平梨絵さん

お肉博士1級

片平梨絵さん

東京農業大学畜産学科卒業。10年間肉牛専門誌や食肉業界紙の記者として、国内外の 家畜生産から食肉処理施設、流通卸、スーパー、レストランまで幅広く取材。その後 独立、肉牛流通コンサルタントとして10年以上活躍。生産者と販売者を繋ぐブランディ ングやPRの傍ら、新聞・雑誌への寄稿やTV出演など多数、わかりやすい解説に定評が ある。

東京農業大学畜産学科卒業。10年間肉牛専門誌や食肉業界紙の記者として、国内外の家畜生産から食肉処理施設、流通卸、スーパー、レストランまで幅広く取材。その後独立、肉牛流通コンサルタントとして10年以上活躍。生産者と販売者を繋ぐブランディングやPRの傍ら、新聞・雑誌への寄稿やTV出演など多数、わかりやすい解説に定評がある。

“ブランド銘柄”の進化と、
おいしさのための知られざる努力

肉食の歴史が比較的浅い日本ですが、勤勉な国民性からか、戦後の畜産分野はものすごいスピードで品種改良や食味向上が進みました。その結果、多様なブランドの付いた肉が生産販売されるようになったのです。地域名や品種名、業者の名前を冠したものや、エサの内容を表現したものなど、ひとくちにブランドといってもバラエティ豊か。それぞれに定義や基準が設けられ、“ひと味違う”と捉えていただいていいでしょう。

またブランド名が付くことで、生産者は誇りをもって消費者に届けることができます。さらに昨今はSNSの発達などから、作り手と私たちとの距離が近くなりました。どんな品種で、どんな環境とエサで育ち、どのような想いで育てられているのか、背景まで味わうことができるようになったといえます。またふるさと納税制度により、一般的に知られていないブランドを返礼品として取り寄せやすい環境にもなりました。

味わいの違いは、品種、血統に加え、肥育(飼養)期間や環境、エサによってもたらされます。最近は牧草や飼料価格が高騰しており、品質と価格のバランスの見極めも農家さんの悩みの種。とはいえ、やはり家畜を健康に育て上げることは肉質に大きく影響します。いわば家畜への愛情と日々のきめ細やかなケアが、おいしさに現れるわけです。畜産農家さんの努力を経て、多様な銘柄肉をいただける豊かさに感謝して、大切に味わいたいですね。

お肉博士1級

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